治療可能な疾患

WHOでは、沢山の病気がなおることになっていますが、WHOの疾患が全部できるわけではありません。得意不得意があります。 

当然、開業鍼灸師ですので、腰痛、(女性は特に)坐骨神経痛、の施術はできてあたりまえです。

腰痛が普通に治せならば、開業できないし、たべていけないと言われれている業界です
整形外科疾患(もちろん、むつかしいものもあります)以外は、どれも、非常に難しいですが、わりと、自信のあるもののみ、を下記にしるします。

心療内科系 自律神経障害

軽度のうつ病  自律神経失調症 線維筋痛症 IBS(過敏性腸症候群) PD(パニック症)

不眠症 頭痛 慢性疲労症候群 

その他

耳鳴 脳過敏性症候群

整形外科疾患一般坐骨神経痛、腰痛なら、早期ならば、1回~3回くらいで、終了。慢性ならば、1,2回で終わってしまう、かたと、癖がついてしまって定期的に痛くなる方がいます。とにかく、即効性があります。

腰痛 ひざ痛 五十肩 関節炎   

原因が多岐にわたる疾患

舌痛症 味覚障害 帯状疱疹 顔面神経麻痺 手術後の腰痛(多々あり)

アトピー性皮膚炎(施術時間がかかるので繁忙期は人数制限してます) 飛蚊症 虫垂炎(抗生物質を使わないやりかた、通常は、病院に行ってください)

治癒は難しいけれでも温存する疾患

ガン 白血病 悪性リンパ腫
(命をかけて施術させていただくので、現在、私のがあまりないので今はできそうにないです)まだまだ、修行が足りません。これは、このページのラストに記述します。再発防止ならやらせていただきます。

りょうこ先生が担当がおおいですが、臨床年数は普通の方より長いですから上記も当然できます。
産婦人科疾患りょうこ先生担当になる場合が多いでしょう

逆子 不妊治療 更年期障害

 
●もっとも深く研究し、得意とする疾患は
軽度のうつ病、線維筋痛症などの、激しい痛みです。
  入院が必要な重度のうつ病は対処できません。

腰痛、坐骨神経痛、ひざ痛、五十肩など、

整形外科疾患は、開業鍼灸師は、できて当たり前です。
定期的(2週間くらい開けます)に通っていただいてもいいですが、完治をめざします。
基本的に、1,2回で、施術を、終わらせるのが理想です。

(ぎっくり腰でいらっしゃった患者様をそのままの痛みで帰ってもらったことは、ここ10年いちどたりともありません。ガンのかたと、肝硬変末期のかたで、残念ながら亡くなってしまった方は除外させていただきます・・・。私が気が付かなくて、勝手に治ったと、勘違いをしてる場合は、逆にお電話ご連絡ください。ちなみに、坐骨神経痛のかたは、数年前にどうしても治らない方がお一人いらっしゃいました。ごめんなさい)



海外最新情報
腰痛などの慢性疼痛に関して。2021年のイギリスNICE慢性疼痛ガイドライン、サインバルタカプセル(デュロキセチン)は腰痛に全くあまり効果がなく攻撃性、自殺念慮などを増すため

危険だと書かれています。USAの内科文献でも同様の内容が発表されているので、確認されたい方は、海外のHPで検索して知識をアップデートするべきです。
SNRI,三環系抗うつ薬も効果がうすいと書かれています。日本のガイドラインには反映されてなく、抗うつ薬が腰痛で出された方は、だくさんいますが、このことを認識するべきだと思います。(2022年院長更新)

×肩こりは、繁忙期のときは(院長担当のみごめんなさい。できません。主訴、主な疾患が)肩こりでなく、うつ病や、整形外科疾患などで、苦しい場合は、やらせていただいてます。また、他の疾患があり、随伴症状の全身調節の中で肩こりは、必ずやらせていただいてます。当院はリラクゼーションや、美容目的の鍼とは、考え方が、かけ離れています。肩こりに関しては、お近くの鍼灸院のほうがきっと上手だと思います。
13.Piriformis syndrome.梨状筋への鍼灸アプロー
https://www.youtube.com/embed/b_SU_QbwfyA?rel=0

IBS(irritable bowel syndrome過敏性腸症候群
パニック症(←パニック障害 PD から改名))

肝兪に針をうったあとに、背中へ生姜をつかった隔物灸(かくぶつきゅう)
IBSには、基本の配穴になるでしょう。

この研究は私はとても、長くて、短期戦ではありません。この疾患が疾患と認められるまで長い月日がたちました。
しかし、死に至る病ではなく、必ず、治癒しますが、罹患すると人生が変わりとます。とくに受験生は。
弁証論治も必要ですが、その方の履歴にもよります。

パニック症(←パニック障害から改名)、狭い部屋がだめな場合は、高速で針の施術をします)
 IBS(過敏性腸症候群。浦安市内の方が望ましいです。都内から通われると、通うまでのストレスで施術が継続できないと思います) など。

自律神経の障害うつなど)

うつ病の薬。うつ病の薬は流行があります。NaSSA(ナッサと読みます。ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)リフレックス レメロンなど、少し前の流行はサインバルタカプセル(最近は、慢性の腰痛でも使います)。その前はパキシルでしたが海外から凶暴性、離脱症状が報告され廃れました。以前は「レクサプロ」が流行したこともありました。(下に追記あり)

レクサプロと、説明のリーフレット。

(抗うつ剤)薬物でうつ病、または、パニック症(←パニック障害から改名)が治ったというかた、もしいらっしゃったら、逆に教えてください。私は抗欝剤で、完全治癒した方にここ20年ひとりもお会いしてないので、是非、お話を聞かせてください。
また、覚せい剤のようなもの、以前はうつ病施術に覚せい作用のあるリタリンがつかえましたが今は精神科医の中でも処方できるのは認定医のみで、ナルコレプシーやADHDの子供には処方されますが、基本的にうつ病では使えないことになってます。
セレトニンを脳内にあふれさせ多幸感をえる夢の薬があるならば世界的に流行し、全世界でうつ病患者に処方されるでしょう。ガンと同じように大産業として成り立っていますが、服用したからといって治癒する保障もなく、答えはなく、薬では治った話はどこにあるんだろう。毎回、新薬が出るたびに半分期待をもちますが・・・

鬱に対する、頭皮針施術(施術者によるサンプル写真です) すべての患者さんにこれをするわけではありません。最近は背中のつぼを中心やることが多いので頻度はひくいです。

背中の三つの関門のうちの1つ、

玉枕関を開く 醒脳開竅法
これが、非常に、役に立ちます。実際は、人によって場所がちがいます。
https://www.youtube.com/embed/OvPBvtPoN4c
やの針灸院で施術させていただいいている患者さんの3分の1は自律神経疾患、うつ状態の患者さんです(院長担当)

  軽度のうつ病(非定型うつを含む)(軽いうつ病とは、病院に行きながらでもかろうじて仕事にいけている状態です。重度のうつ病、双極性障害、統合失調症は施術できません)。

※うつ状態、に関する施術は、非常に深い知識と技術が必要です。中途半端な知識では危険が伴いますので決して軽々しく、行ってはならない疾患です。

梅花針をつかった慢性疲労症候群(CFS)Chronic fatigue syndrome
https://www.youtube.com/embed/o80dawNaFS8

不眠症。頭痛

オレキシン受容体拮抗薬 ベルソムラ20mg

今、これを書いている(2019年)では、来院する患者さんで、もっとも処方されている新しいタイプの睡眠薬です。(ハルシオンのように短期型ではないので、結構、朝に、残りますし、定番のマイスリーなどが効果のない方に処方されることが多いです)
ベンゾジアゼピン系(昔のデパスなど)のお薬があまり使われなくなった今、今後に期待です。数年後はわかりません。
PD(パニック症(←パニック障害から改名))のお薬で、パキシルという薬が世界的に処方されていましたが、副作用で凶暴性がでるなど報告があり、いまでは、処方された方を見たことがありませんので、新薬は本当にわかりません。
私自身として、あくまで個人の考えですが、みなさん、薬を使いたくない、と鍼灸院にいらっしゃいますが、
最悪の事態も想定しないといけません。最悪とは、ご自身で命を絶つことです。
ご家族の方は、まさか、と、思いがちですが、まさかは、起きます。
私は、鍼灸院、開院以来、なんども経験して悲しい思いをしてます。私も気が付かないといけませんが、医師を頼りに、そして、家族が、一番近い人が気が付くべきです。
とくに精神疾患の場合は、ご本人が電話をかける力がない場合は、重症です。
ですから、医師が「鍼灸治療を併用して良い」と許可がないかぎり重症の「うつ」のかたは、お断りしてます。根本的には、薬で治癒することないと、わかっているけれども、服薬することは、命の時間稼ぎで回避は、できます。
はり治療で、なんとか、しようと頑張るのはいいのですけれど、命がかかっている場合は
投薬は必要だと考えます。

エビリファイ(2019年流行の処方薬)うつ鬱や、統合失調症につかいます。うつ鬱の方は最初は1mgから少量に使います。

パニック症(←パニック障害から改名)に対する叢刺法と督脈刺針(施術者によるサンプルです)すべての患者さんにこれをするわけではありません。最近は、醒脳開竅法のほうが効果があります。

46.How to acupuncture.自分の首に鍼を打つ練習セルフ鍼灸(玉沈関に打つ)(日本語版)
https://www.youtube.com/embed/ljW29SoURnI

自律神経の施術には、当然、福田安保理論の自律神経免疫療法のテクニックは使いますが、あの三国志にも登場する漢末期の名医・華佗(かだ)のツボを必ず使います。
華佗が曹操や、関羽を治療したのは有名な話ですが、この絵は、囲碁を打っている間に関羽の右手を治療する華佗の有名な絵です。
私は、自律神経施術には、華佗夾脊(かだきょうせき)穴、を多用します。華佗夾脊穴は1800年後に解剖学でわかることですが、背中の自律神経出口に集中してあります。

舌痛症、味覚障害。ほどんどが女性です。カンジタや、Zn亜鉛を調べても原因不明で、なかなか治りません。たいていのかたが、病院を転々とします。中医学的にほかの箇所にもたくさん打ちますが、一本だけしか、入れてはいけないとなると、写真のように、任脈のツボに入れます。グロテスクにみえますが、痛みの取れる方は、一回で、施術中に、痛みが取れてしまいます。怖く見えますが、きちんと訓練をして解剖学的な知識と豊富な経験があれば絶対に大丈夫です。針も柔らかい日本製をつかいます。これとおなじように、のどがつまるような、感じがする、いわゆる梅核気、ヒステリー球の場合、天突という場所に打つのが定石になります。(食道、気管と胸骨の間に下に向かって滑るように針をいれますので解剖学的に絶対に安全です。外科の医師にも検証していただきました)
廉泉(れんせん)一本針、もちろん、舌痛症や味覚障害には、ここだけでは効きませんがその方の証(病気のようなもの)をみて、組み合わせて使います。

また、昔、舌の味覚障害でいらっしゃったかたが、舌診の際に、カーテン兆候(のどちんこが、一方を向きます)を、見つけてしまってさすがに病院にいってもらいまして延髄に梗塞(ワレンベルグ症候群でした)を発見しました。その方には、写真のように、舌の後ろ3分の1の味覚と、知覚を支配する、舌咽神経を狙ってのツボ、レンセンの一本針はやってはいなかったのですが、なかなか、治癒には時間がかかりました。声帯に近いですし、首の前は、血管や神経が密集しているので、テントツ以外は、最近はあまりやりません。

ほうろく灸
「ほうろく」という素焼きの皿様のものを頭に乗せ、その上に大きな「もぐさ」をのせて点火します。
もともと日蓮上人が修行のために始めたと追われ、暑気払いや頭痛封じ、中風封じの祈祷として有名になった。
炎天下で暑さ負けした武将(武田信玄)が、カブトの上から灸をすえたところ、たちどころに全快したと言われるお灸。(御希望ならいつでもいたします。もちろん無料です)

箱灸施術
胃腸の調節に使います。便秘の施術に。
また、ガンなどの温熱療法でも多用されています。
気虚の場合にも使います。(施術者によるサンプル画像)

塩灸施術(施術料金は、加算されません)

線維筋痛症
ほとんどの方が、18回 1クールで施術を終了します

2019ガイドラインによると、線維筋痛症は、薬物治療では治らない結論になっておりました。運動療法や、認知行動療法がメインです。
しかし、鍼灸治療ではほとんどのかたが、完治にいたります。
または、「あなたは、線維筋痛症では、なかった」と、のちの病院で言われたりして、
後医は名医(あとで診たい医者は名医)というのは、本当だな。と、思います。
全身痛くて寝たきりの患者さんが、本院で、ワンクール18回をうけて、1年後、腰痛だけになると
あなたは、腰痛でした。と、診断します。
針の研究をしたことのないのは、わかりますが、あまりにいいかげんだなあと、思います。
痛くて、自殺する人もいくるくらい、の状態で、みないらしているのに、
とにかく、治るんだからしょうがないじゃないですか?と、強く言いたいです。

体力的に私がダメージを受けるので一日に、沢山の人数はできません。全身の痛み具合によりますが、ほぼ、治癒までも可能だと思います。

線維筋痛症では(まずは痛みを即とるための施術し、次は根治をめざします。針施術では割とポピュラーな疾患です。まだまだ医師の世界では針灸施術で改善されることを知らない方が多いですが、針灸施術を知っている医師の意見を考慮すると、薬剤を使う治療方法より効果があると実感してます。当院はこの疾患に関しては豊富な臨床例と実績があります。なぜか女性がほどんどで、確定診断できている方とできていない方、半々ぐらいだと思います。
おそらく、病院を転々とし、最終的にはリリカ、ガバペン等、抗てんかん薬、抗不安薬などを処方されてると思いますがその旨をおしらせください。

整形外科系疾患・膠原病  関節痛 難易度★~★★一つ~二つ
■五十肩(肩の周りにパルスをかけます) ・ 関節リウマチ 完治の難易度★★★★(RAは、完治は難しいです。緩和です。中医学弁証による施術をします。痛みをとることを優先します)  リウマチ性多発筋痛症(PMR)(対処療法になりますが、効果はあります、プレドニンなど使うのが定番ですが、ステロイドを使いたくない場合、劇的に効果があります)

 以下は、東洋医学施術よりも西洋医学的なアプローチをすることが多いです。
  腰痛、ぎっくりごし。座骨神経痛。五十肩。膝痛。

初心者用の動画ですので、当然+α テクニックがいります。変形性膝関節症
https://www.youtube.com/embed/USZRryLa2-I  

スポーツによる痛み(スポーツによる筋肉の痛みは、鍼に低周波パルスをかけます。皮膚表面のパルスとはまったく違います)

院長実践。
海外の鍼灸師さん向けシリーズ、How to acupuncture.scalenus syndrome.

斜角筋症候群への鍼治療(日本語版)
https://www.youtube.com/embed/VKSJvt0AGO8   

特に、整形外科にてのブロック注射が効かない場合、(ちなみに医師が行う硬膜外ブロックは、刺入する位置がわかりやすく、うまくやれば、痛みだけ取れて即歩けます。たとえ、深くやりすぎても、約1時間の休憩時間を決めていますから、下半身が麻痺をしてしまっても寝てれば復活しますので患者さん本人は気が付きません。
神経根ブロックは、位置が少しでも違うとまったく痛みが取れなかったり、(キシロカインとヒアルロン酸など注入)トリガーポイント注射の場合は、治癒はしませんが、とりあえず一時的に痛みは止まります。これでも、医師の経験と実力でまったく効果が違います。鍼灸もされている医師の場合は麻酔と混合して使われる方を知っていますが効果があります)

cf.ちなみに、ブロック注射の中で星状神経節ブロックが一番テクニックが要ると言われてます。首の横(総頚動脈の横当たり)に縦に注射針をいれるわけですが、熟練医師でも、上手くできた日、できない日、効果が毎回違うとおっしゃるのを良くききます。ブロック注射でも、施術者の技量で効果が全く違うのです。実は、このブロック治療は機序がよくわかっていないので、リスクと効果どっちを選ぶかは患者さん本人次第です。

腰部、外科手術後の痛みの施術

ここ10年くらいの常識として、椎間板ヘルニアは、大きければ大きいほど貪食細胞が食べてくれることもあり2年間耐えれれば、手術しても、しなくても、ペインスケールで同じレベルに緩解することがわかっています。(医学的にエビデンスがあるということです) ですから、現在は排尿障害(おしっこや便をもらしてしまうこと)がない限り、手術をしない、というのが基本です。それでも、痛くて我慢ができませんので、一縷の望みをかけて手術する方もいらっしゃいます。
残念ながら、痛みと手術の関係は別物です。ヘルニアなどの手術をしたことによって、痛みが治まる方もいらっしゃいますが、そうでないかたも、たくさんいらっしゃいます。(実際そういうかたが、私の鍼灸院にいらっしゃいます)
つまり、手術は成功したのは確かで絶対にミスはないのですが、その後、痛みはどうなるか、予後は誰もわかりません。
痛みに関しては主観的なものですから、画像などで痛みを証明するのは難しいです。
術後何年たっても痛む場合は、針施術が即有効ですが、
術後直後のかたは、医師の許可をえてから、どうぞ施術を受けてください。

中医学 気滞血お、の腰痛 りょうこ先生の実技
https://www.youtube.com/embed/Mb9mx7ffFlI

一本の針で腰痛は治るか?(検証実験)
https://www.youtube.com/embed/HJ5hSoK4gQ0

背部痛 突然の背中の痛み

急に肩甲骨の間が痛い。ご自身で何時何分から痛みが起こった。と、認識できる場合、命にかかわる可能性が高くなります。
すぐに、ERに行かれるといいですが、針治療にきてしまったばあい、
一応、第一誘導の第二誘導の心電図をとらせていただきます。
鍼灸師は診断はできませんので、あぶない波形ならば、いうことはできます。
その時は、即、救急にいってください。

シリーズ、How to acupuncture 頸骨神経パルス
https://www.youtube.com/embed/F6TKghHP7qg?rel=0

cf.ちなみに、ブロック注射の中で星状神経節ブロックが一番テクニックが要ると言われてます。首の横(総頚動脈の横当たり)に縦に注射針をいれるわけですが、熟練医師でも、上手くできた日、できない日、効果が毎回違うとおっしゃるのを良くききます。ブロック注射でも、施術者の技量で効果が全く違うのです。実は、このブロック治療は機序がよくわかっていないので、リスクと効果どっちを選ぶかは患者さん本人次第です。

妊婦さんなど、薬物が禁止など、アレルギーなどで、ブロック注射が使えない場合。または、まったく、なんどブロック注射をしても全く痛みが取れない場合は、
鍼治療は絶大な効果があります。私が施術すれば、痛いまま患者さんを帰宅させた経験はここ数年一度も、ありませんが、医学に100%はありませんので偶然に偶然が重なっていると思います。しかし、これは、事実なので嘘をいってもしかたありません、偶然運が良かったからなので、謙虚に受け止めています。もうすぐ、手の感覚も、鈍ってきて、治癒率が保てなくなるかもしれませんが・・・。

●ぎっくり腰(急性の腰痛)の治療回数の目安。
 
動くとき痛むのではなく、じっとしているのに、激しい痛みが続く場合。よつんばになったり(胸膝位)等、体位を変えると楽になったりする場合、それはおそらく、筋肉性の疾患ではありません。循環器疾患の場合もありますし、内科疾患、他のことも多々考えられます。
すみやかに近くの病院に行ってください。

また、年にお1人は必ずいらっしゃるのですが、圧迫骨折の場合もあります。ぎっくり腰を間違うのですが、年齢が70歳以上のかたは、まずは近くの整形外科でレントゲンを撮ってもらいましょう。
 cf.実は圧迫骨折はレントゲンに写らないことが多々あります。
医師にしっかり、どういう風に痛いのか説明して診断してもらうと良いです。

ほんとうに、まれですが、腸腰筋膿瘍のようなときもありますので、これは、痛み止めよりも抗生剤投与で、だいたい解決します。痛む数日前に熱があったなど、普段と違うとき。腰痛を起こしたことがないのに、人生で初めての感覚の痛みの場合、とりあえず、病院にいってみることをお勧めします。腸腰筋はCTをとると、きれいに見えますが画像よりも血液検査のほうが判別しやすいかもしれません。担当の医師にご相談ください。

また、当院でよくあること(年間5~6人の方が、帯状疱疹で来院されます。発疹が出る前で分からず、腰痛と間違えます)
痛みの種類がずきずき、ではなく、チクチクとか、ピリピリする痛みの場合は、神経系の痛みの可能性が高いです。その一つに帯状疱疹ウイルスによる場合があります。その時は、何日か経つと疱疹ができるので確定診断がつくのですが、その前の段階だと自分ではわからないです。温める、例えばお風呂(確定するとお風呂はダメです)に入った時に楽になったりします。体が疲れたときに誰でもでる可能性がありますので、ピリピリ感がある場合は、一刻も早く、皮膚科に行ってください。罹患部位は胸が多いですが、腰もあるし、顔、頭部もあります。(特別な抗ウイルス薬を飲めば大丈夫ですが、保険を使っても値段が高いので、1万円以上もって皮膚科に出かけてください。 ★最近はジェネリックがでましたのでもうちょっと安いです))
その後、うまく治癒しなくて、後遺症として帯状疱疹後神経痛が残った場合は、鍼灸対応になります。
患部を囲むように針をうつ、特殊なやり方ですが、痛みは取れます。

 

●しびれのない坐骨神経痛(臀部、お尻の痛み)の場合。
  
基本的に、腰痛と同じ治療法です。1~2回の治療で終了します。
しびれがある場合、一週間に一度通っていただき、
徐々にしびれをとります。
しびれなど、強い痛みある場合、最低8回は施術が必要と思います。

まず、
糖尿病のあるかたの場合、HbA1c(ヘモグロビンA1c)cが6.2~(最近は基準が変わって7から8くらい)のかたは、長期戦になります。痛み、しびれは、施術後必ずとれますが、また、でます。医師と相談し、糖尿の治療をしながら、きちんとやっていかないと根治はできません。

整形外科で脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア(手術ができない場合)と診断されている場合、
程度によりますが、1度目(最初の施術)で直後に変化がでるなら  ば回復は顕著です。

★cf.いまや常識になりましたが、腰痛の85%は原因不明です(椎間板ヘルニアによる腰痛は腰痛全体のわずか5%です)。また、椎間板ヘルニアをオペで除去しても痛みは残りますし、反対に、ヘルニアがあっても痛みがでないかたも多いです。大きなヘルニアはおそらくマクロファージなどにより2年で消失するという愛知医科大学による医学的エビデンスもあります。(2014年現在では、海外の文献を含めて数えきれないほどの大学でエビデンスをとっていますので、このことは、知っていて当たり前です)

長期のヘルニアの痛みのかたは、中医学でいう理気(治法)を中心に全身に針を打ちます。

※整形外科に疾患の場合に限りますが、
最初の1回目の施術(針を入れて15分後)に、患者さんご本人が
効果を実感できるならば、
(100%とは言えませんが)
この治療院での針で改善ができると予測できます。
1度で痛みが改善できないならば、鍼治療を選択せずに整形外科で治療をすることを選択してください。

五十肩(四十肩)の治療回数の目安
難易度肩の後ろが★一つ。方の前が★★★肩の前は即効性は厳しいです。時間をかけていきます。逆に後ろは、その日に挙がることがほとんどです。
Moving acupuncture. (Shoulder inflammation) 運動針(五十肩)上腕二頭筋長頭
 


五十肩 このやりかたは、前側はすぐに痛みはとれますが、根治にはなりません。 運動針

https://www.youtube.com/embed/aS0u15_9TAU?rel=0

シリーズ、How to acupuncture 五十肩 うしろは治しやすいです。 後ろ側
https://www.youtube.com/embed/UBmg8l8WA1Q?rel=0
  症状により、1回~5回で、治療を終了します。手が完全に落ちてしまうなど、腱板断裂が疑われる場合でしたら、リハビリをしながら長期になります(整形外科でMRIの画像診断をお勧めします)
きちんと施術を受ければ、手が完全に落ちてしまっていても、回復の可能性は高いです。

痛みに関しては1、2度の施術直後に、ほとんどの方が、なくなります。毎日、
痛くて眠れないような場合、2回程度、治療すれば、なくなると思います。
痛みがなくなり、手が上がらない場合は、個人差がありますが約5回で徐々に手が上がっていき、施術を終了します。
もし、1回目の施術でまったく手が上がらない、痛みが取れない場合、変化がない時、(私の実力もあるのですが)難しいです。針でなく、他の方法をおすすめします。

●手のしびれの場合。難易度★★★★4つ。痛みは割合取りやすいのですが、シビレが最後に残るので難しいときもあります。
  
まずは、整形外科、脳神経内科などで診断を受けてください。手根管症候群といわれた場合は、針より、マッサージのほうが早いようです。
(逆に足根管症候群の場合は、鍼でアクセスしやすいので、顕著に痺れがとれます)
頚椎症、頚椎ヘルニア、あるいは、胸郭出口症候群など、首回りの疾患と診断された場合、針治療は顕著に効果があります。

  基本的に4回の治療で終了します。

2回で効果がない場合、私の実力不足もありますが、ここでは治療できません。

ひざの痛み 鵞足炎
https://www.youtube.com/embed/X6QLW7wv7YY

メニエール氏病(耳鼻科で確定診断をうけたあとおいでください。中医学弁証により、おそらくですが、むくみをとり、ストレスをとることを中心にやります。数年前にメニエールと診断された方は、まずもう一度医療機関にて診察されたほうが良いです。
ご存じのとおり、耳石の問題、いわゆる、良性発作性頭位めまい症(BPPV)の場合、施術の方法は、薬でも鍼施術でもなく、別の施術法が確立されつつあります。メニエールと間違う確率もたかいですので最新の医療機関での診断が必要です。

・ 鼻炎 (薬がつかえる方ならば、耳鼻科のほうが楽です)・ 花粉症(中医学に基づく施術をします。鼻のほうは即効果がありますが、目は難しいです) ・ 中耳炎(おそらく耳鼻咽喉科にいかれたほうがよいです)しかし、ステロイド治療をしているかたは、やめないと大変なことが待っていますので、適度に治療してください。常用すると予後悪いです。


■パーキンソン病においては当院でも数人はやられていますが、肝風内動という、弁証で、中医学的アプローチになります。病院の処方薬と併用しているため、進行を止めるだけになり、治るような効果はわかりません)

■統合失調症、双極性障害(躁鬱病、うつ病とは全く違います)、軽いうつ病以外の長期の精神疾患。
アルツハイマー。私的には、双極性障害は治せると思ってます。なにぶん日本の鍼灸師の中で、臨床数と人数がおそらくトップだと思われるからで、実際に、うまくいく場合が多いです。
統合失調症は、やはりメジャートランキライザーを服用してきていただかないと治療ができないことは、あります。チック症、や、うつを併発している場合は、ぜひ、、おいでください。
ただし、完全治癒は、難しいです。しかし、うつ病は、完全治癒される方が、ほとんどです。たくさんたくさん、いらっしゃいます。


 

■神経系疾患 ●
●最近の頭痛

慢性的な片頭痛があるにもかかわらず、医療機関を受診せずに市販の鎮痛薬で痛みを紛らわせたり、我慢を続けたりしている人は多いようだ。この誤った対処法が原因で、年齢を重ねてから「脳過敏症候群」が引き起こされることが分かってきた。2011年に学病院(東京都新宿区)の清水俊彦客員教授に聞いた。


脳過敏症候群の主な症状

 脳が興奮して過敏に反応
 片頭痛のメカニズムは解明されていない部分があるが、ストレスなどの刺激により脳血管内の神経伝達物質セロトニンが増減する。その結果、脳の血管が過度に拡張、周囲の神経(三叉=さんさ=神経)を刺激し、神経炎症を起こして痛みを生じるとともに、脳が興奮状態になり、光や音過敏を生じると考えられている。

脳過敏性症候群 中医学と頭皮鍼で治すhttps://www.youtube.com/embed/3u_ihe2UbNE

りょうこ先生による、眼精疲労による頭痛の施術。頭重感と痛みに、即効性があります。顔面専用の美容用の針を使用しています。

(緊張性頭痛の場合は1回の治療で顕著に効果がでます。激痛はないけれども、じわーと痛いのが何日も続き、そのうち、もうたまらない苦痛が何ヶ月も続くタイプです。ロキソニンなどが効きますが、基本的に、薬は必要ありません。運動、または、鍼治療が効果的だと言われています。) ・ 偏頭痛(今は、イミグランという薬で対処するのが早いです。人により難しいですが、中医学弁証による治療で調節します) 薬物乱用頭痛(最近多いです。月に15日以上頭痛薬を使う方が疑われます。医師からは治癒するには薬を絶つように指導されますが、離脱症状でとても苦しみます。治癒には入院をする場合が多いです。
薬物を一切使わず、即効性がある針治療は定評があります。緊張性頭痛ならば15分で痛みがおさまることが多々あります)
イメージ緊張性頭痛は、首コリ、肩こりが原因となることが多いです。写真は肩に刺していますが、実際は首治療がかなめになります。
いわゆるぎっくり腰の場合。

 割の方が、1度の施術で施術を終了します。

 慢性の場合でも1度の施術(施術の最中に)痛みは和らぎます。
(経験的な数字で申し訳ありませんが(院長施術2009年実績として)、年間約1000人の腰痛の針施術をいたしました。※当時は受付を断らず、全員の施術をしていたので現在はこんなに沢山の人数をやっていません。その場での治癒率は90%、おそらくそれ以上の確率だと思います。施術の最中、多くの方がその場で痛みが和らぐのを実感されたと思います。ただ、90%といっても、完治と直結するのではなく、「痛み」の予後は予想がつきません。その場で確かに痛みはよくなります。しかし、まれに次の日にぶり返すこともありますので安心はできません。それを踏まえて針の効果をお考えください)

●背部痛 突然の背中の痛み

急に肩甲骨の間が痛い。ご自身で何時何分から痛みが起こった。と、認識できる場合、命にかかわる可能性が高くなります。
鍼灸院に来ないでください。
救急車を呼ぶなり、急患で病院に急いでください。

即命にかかわるのは、大動脈解離、大動脈瘤。心筋梗塞だいたい、これです。

腰痛 腰痛の鍼灸施術は、鍼灸師の基本中の基本です。
昔ながらの腰痛施術、灸頭針法

いわゆる筑波大式低周波鍼通電療法を採用しています
針に通電すると、非常に高い確率で施術直後に疼痛がおさまります。(施術者によるサンプル画像)

(鍼灸業界では、腰痛ができない施術者は独立開業できないといわれるくらいで)
ですから開業鍼灸師にとって腰痛と坐骨神経痛の施術はできて当たり前です。9割、おそらくそれ以上の確率で必ず改善させると自信をもって言います。(医療に100%はありませんので、控えめに9割くらいと言っておきます)

5.(Low back pain) For beginners.(ぎっくり腰)腰方形筋
https://www.youtube.com/embed/R9NI-M_utBY

特に、整形外科にてのブロック注射が効かない場合、(ちなみに医師が行う硬膜外ブロックは、刺入する位置がわかりやすく、うまくやれば、痛みだけ取れて即歩けます。たとえ、深くやりすぎても、約1時間の休憩時間を決めていますから、下半身が麻痺をしてしまっても寝てれば復活しますので患者さん本人は気が付きません。
神経根ブロックは、位置が少しでも違うとまったく痛みが取れなかったり、(キシロカインとヒアルロン酸など注入)トリガーポイント注射の場合は、治癒はしませんが、とりあえず一時的に痛みは止まります。これでも、医師の経験と実力でまったく効果が違います。鍼灸もされている医師の場合は麻酔と混合して使われる方を知っていますが効果があります)

cf.ちなみに、ブロック注射の中で星状神経節ブロックが一番テクニックが要ると言われてます。首の横(総頚動脈の横当たり)に縦に注射針をいれるわけですが、熟練医師でも、上手くできた日、できない日、効果が毎回違うとおっしゃるのを良くききます。ブロック注射でも、施術者の技量で効果が全く違うのです。実は、このブロック治療は機序がよくわかっていないので、リスクと効果どっちを選ぶかは患者さん本人次第です。

妊婦さんなど、薬物が禁止など、アレルギーなどで、ブロック注射が使えない場合。または、まったく、なんどブロック注射をしても全く痛みが取れない場合は、
鍼施術は絶大な効果があります。私が施術すれば、痛いまま患者さんを帰宅させた経験はここ数年一度も、ありませんが、医学に100%はありませんので偶然に偶然が重なっていると思います。しかし、これは、事実なので嘘をいってもしかたありません、偶然運が良かったからなので、謙虚に受け止めています。もうすぐ、手の感覚も、鈍ってきて、治癒率が保てなくなるかもしれませんが・・・。

最新医療
最近の椎間板ヘルニアの治療として

椎間板内酵素注入療法(ヘルコニア注入)が増えてきています。
挑戦されるのもいいかもしれませんが、
アナフィラキシーショックを起こす可能性があるため
現在は、一生に一度しかできないと言われています。
下の図のように、髄核に直接、注射でヘルコニアを注入します。

症例が増えてきますと、利点と欠点がみえてきますので、
最終手段としてためらったほうが良い気がいたします。

整形外科疾患の場合、ファーストアプローチとして、
東洋医学を用いません。
(現在ペインクリニックなどで行われている現代医学的な手法で施術します。
 針をつかうからといって、イコール東洋医学ではありません)
また、トリガーポイントを使うことは全く珍しくなく、鍼灸の世界では歴史があり、新しい治療方法でもありません。日常茶飯事(毎日数人は絶対に使います)です。
いわゆるNSAIs(エヌセイズと読みます)の代表格であるロキソニン。腰痛で病院にいくと、とりあえず、湿布とともに処方されることが多い非ステロイド性鎮痛剤です。頭痛や、炎症のある腰痛には抜群に効きますが、たいていの腰痛には残念ながら効果があまりないのが実情です。このため、多くの腰痛は炎症ではないと推測されますが、ロキソニンが効くこともありますので、まずは、痛みが取れるかとりあえず服用してみるとよいです。薬で効果があるならば、針施術は必要はないです。しかし、何ヶ月も毎日、ロキソニンや、やボルタレン、カロナールを服用されているかたに方に沢山お会いします。基本は頓服ですので、止められることを強くお勧めします。そのときは、針施術は必要です。

cf.ちなみに、エヌセイズ(ロキソニンなど)は、降圧剤、アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)とアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)と相性が悪いので注意!
カリウム値が上がってしまって、だるい、便秘、力が入らない、不整脈のような、高カリウム血症になることがあります。変だなとおもったら、薬剤師さんに相談してください。
具体的な、薬剤名は、ACE阻害薬は、カプトリル、レニベース、アデカット、タナトリル、コナン、エースコール、コバシル、ゼストリル、ロンゲス など
ARBは、ブロブレス、ディオバン、ニューロタン、オルメテック、ミカルディス、イルベタン、アバプロ などいっぱいあります。。
私の針灸院の患者様では、最近はARBが処方されていることが多いです。

リリカカプセル。つい、数年前、認可が出たばかりの薬で、線維筋痛症と確定診断された方の多くは飲んだ経験があります。最近、腰痛でも簡単に処方されるので危険視する医師もいらっしゃいます。(追記。2019年現在 すっかりと処方されなくなりました。当院では、「リリカはあまり効果がなかった」と来院されるかたが多いです。実際に効果があったかたは、是非、教えてください)

以前は、初診からいきなり処方されることは、少なかったのですが、最近はいきなり出す先生もちらほら見かけます。重度の疼痛でなくとも処方されることが多く、この薬が出ていると、本治(局所治療でなく中医学的なアプローチ)が必要だと想定できます。赤のカプセルと白がありますので、服用されている方は教えてください。とは、いえ、単純な筋膜性の腰痛で、鍼灸的には数回で完治といういうこともしばしばあります。

トラマール(要注意の薬NO1)。最近はOD錠(水を使わず口に溶かすもの)もよく見かけます。少し前は、ガンの患者さんが、アセトアミノフェン(カロナール)が、効かなくなったときに、処方されるのをみましたが、今は、腰痛でも、普通の整形外科疾患でも処方され、驚きを隠せません。アヘンのようなオピオイドの形を合成している薬剤ですが、なぜか、薬メーカーは非オピオイドとうたってます。(漢文にするとオピオイドにあらずですので、そんな・・・とは、おもいます)家族が処方されるときっと、止めますが、いまは、名古屋に住む叔父も常用してしまって、腰の痛みがとれるから、重宝してる。と、いってます。癌になったら、なんの薬を飲めばいいんでしょう? モルヒネからスタートすると、厳しいな?と思います。(モルヒネを飲むと目が座って外見も言動も正常ではなくなります。実際に私はそういう患者さんをみたことがあります)。トラマールはその一歩手前の薬だと覚悟して、良い付き合いをしたほうがよいでしょう。

下のくすりが、アセトアミノフェンとトラマールのセットです。

トラムセット。リリカの翌年認可されたばかりの新薬。最近、リリカとコンビで処方されるのをよくみます。
この薬を説明するのに、簡単に麻薬と言う医師もいますし、非オピオイド、や弱オピオイド鎮痛薬と説明してくれる医師もいらっしゃいます。新薬なので将来は誰もわかりません。あと、数年後、結果がでると思います。

耳鼻科疾患や麻痺、シビレがあると、とりあえずでるメチコバール。痺れの疾患のかたの、9割の方が、処方されています。正確にはメコバラミン、ビタミンB12ですので、体に悪いことはないです。売薬ではアリナミンの値段の高い錠剤に入っています。
そして、メチコバールのコンビで処方されるアデホス。
アデノシン三リン酸です。効果があるかどうかは、わかりませんが、とりあえず出る薬で一番多いパターンです。日本だけ流行の薬らしく最近はあまり見ません。

●腰部、外科手術後の痛みの施術

ここ10年くらいの常識として、椎間板ヘルニアは、大きければ大きいほど貪食細胞が食べてくれることもあり2年間耐えれれば、手術しても、しなくても、ペインスケールで同じレベルに緩解することがわかっています。(医学的にエビデンスがあるということです) ですから、現在は排尿障害(おしっこや便をもらしてしまうこと)がない限り、手術をしない、というのが基本です。それでも、痛くて我慢ができませんので、一縷の望みをかけて手術する方もいらっしゃいます。
残念ながら、痛みと手術の関係は別物です。ヘルニアなどの手術をしたことによって、痛みが治まる方もいらっしゃいますが、そうでないかたも、たくさんいらっしゃいます。(実際そういうかたが、私の鍼灸院にいらっしゃいます)
つまり、手術は成功したのは確かで絶対にミスはないのですが、その後、痛みはどうなるか、予後は誰もわかりません。
痛みに関しては主観的なものですから、画像などで痛みを証明するのは難しいです。
術後何年たっても痛む場合は、針施術が即有効ですが、
術後直後のかたは、医師の許可をえてから、どうぞ施術を受けてください。

●ぎっくり腰(急性の腰痛)の施術回数の目安。1から2回。多くて3回。
 
動くとき痛むのではなく、じっとしているのに、激しい痛みが続く場合。よつんばになったり(胸膝位)等、体位を変えると楽になったりする場合、それはおそらく、筋肉性の疾患ではありません。循環器疾患の場合もありますし、内科疾患、他のことも多々考えられます。
すみやかに近くの病院に行ってください。

また、年にお1人は必ずいらっしゃるのですが、圧迫骨折の場合もあります。ぎっくり腰を間違うのですが、年齢が70歳以上のかたは、まずは近くの整形外科でレントゲンを撮ってもらいましょう。
 cf.実は圧迫骨折はレントゲンに写らないことが多々あります。
医師にしっかり、どういう風に痛いのか説明して診断してもらうと良いです。

ほんとうに、まれですが、腸腰筋膿瘍のようなときもありますので、これは、痛み止めよりも抗生剤投与で、だいたい解決します。

帯状疱疹また、当院でよくあること(年間5~6人の方が、帯状疱疹で来院されます。発疹が出る前で分からず、腰痛と間違えます)
■この疾患の場合、帯状疱疹を見つけることが多いのですが、その際は、速やかに皮膚科にいってください。
帯状疱疹の始まり。このような感じでポツポツと、発疹が出ます。(実際の患者さんに許可を得て撮影してます)

ある程度進行すると写真の様に疱疹(みずぶくれ)できますが、チクチクとかなりいたいです。

アシクロビル系の抗ウイルス薬、バルトレックスやゾビラックス(←結構、高い値段のお薬です)などを飲まれたほうが良いです。2~3週経って、それでも痛む場合、針灸対応になります。以下、帯状疱疹後神経痛、参考。)・三叉神経痛(顔と手にうちます) ・ 頚肩痛(まずは、現代医学の針灸でやります) ・ 腕神経痛(院長のみが施術します。ファーストチョイスとして現代医学に基づきます) ・ 腰痛 (急性の場合は一度で施術を終了します)・ 坐骨神経痛(しびれを伴っていない急性期は1度の施術で顕著な効果があります)
・帯状疱疹後神経痛(帯状疱疹がはじめての経験のときは、皮膚科にいってください。水ぶくれのような小さなぶつぶつがでて、本当は入ってはいけませんがお風呂に入ると痛みが楽になるのが、目安です。皮膚科で治療した後でもなお痛みが改善されないとき。針はその場で痛みをとるので即効性があります)

痛みの種類がずきずき、ではなく、チクチクとか、ピリピリする痛みの場合は、神経系の痛みの可能性が高いです。その一つに帯状疱疹ウイルスによる場合があります。その時は、何日か経つと疱疹ができるので確定診断がつくのですが、その前の段階だと自分ではわからないです。温める、例えばお風呂(確定するとお風呂はダメです)に入った時に楽になったりします。体が疲れたときに誰でもでる可能性がありますので、ピリピリ感がある場合は、一刻も早く、皮膚科に行ってください。罹患部位は胸が多いですが、腰もあるし、顔、頭部もあります。(特別な抗ウイルス薬を飲めば大丈夫ですが、保険を使っても値段が高いので、1万円以上もって皮膚科に出かけてください)
その後、うまく治癒しなくて、後遺症として帯状疱疹後神経痛が残った場合は、鍼灸対応になります。
患部を囲むように針をうつ、特殊なやり方ですが、痛みは取れます。

本当は、もう一段階、特殊な、針をうたないと、いけないのですが、HPではかけないので
ユーチューブなどで、説明してます。

 

●しびれのない坐骨神経痛(臀部、お尻の痛み)の場合。
  
基本的に、腰痛と同じ施術法です。1~2回の施術で終了します。
しびれがある場合、一週間に一度通っていただき、
徐々にしびれをとります。
しびれなど、強い痛みある場合、最低8回は施術が必要と思います。

まず、
糖尿病のあるかたの場合、HbA1c(ヘモグロビンA1c)cが6.2~(最近は基準が変わって7から8くらい)のかたは、長期戦になります。痛み、しびれは、施術後必ずとれますが、また、でます。医師と相談し、糖尿の治療をしながら、きちんとやっていかないと根治はできません。

整形外科で脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア(手術ができない場合)と診断されている場合、
程度によりますが、1度目(最初の施術)で直後に変化がでるなら  ば回復は顕著です。

★cf.いまや常識になりましたが、腰痛の85%は原因不明です(椎間板ヘルニアによる腰痛は腰痛全体のわずか5%です)。また、椎間板ヘルニアをオペで除去しても痛みは残りますし、反対に、ヘルニアがあっても痛みがでないかたも多いです。大きなヘルニアはおそらくマクロファージなどにより2年で消失するという愛知医科大学による医学的エビデンスもあります。(2014年現在では、海外の文献を含めて数えきれないほどの大学でエビデンスをとっていますので、このことは、知っていて当たり前です)

長期のヘルニアの痛みのかたは、中医学でいう理気(治法)を中心に全身に針を打ちます。

●五十肩(四十肩)の施術回数の目安
難易度肩の後ろが★一つ。肩の前が★★★肩の前は即効性は厳しいです。時間をかけていきます。逆に後ろは、その日に挙がることがほとんどです。

  症状により、1回~5回で、施術を終了します。手が完全に落ちてしまうなど、腱板断裂が疑われる場合でしたら、リハビリをしながら長期になります(整形外科でMRIの画像診断をお勧めします)
きちんと施術を受ければ、手が完全に落ちてしまっていても、回復の可能性は高いです。

痛みに関しては1、2度の施術直後に、ほとんどの方が、なくなります。毎日、
痛くて眠れないような場合、2回程度、施術すれば、なくなると思います。
痛みがなくなり、手が上がらない場合は、個人差がありますが約5回で徐々に手が上がっていき、施術を終了します。
もし、1回目の施術でまったく手が上がらない、痛みが取れない場合、変化がない時、(私の実力もあるのですが)難しいです。針でなく、他の方法をおすすめします。

38.How to acupuncture.Cervical spondylosis.(Japanese) 頚椎症への鍼治療 (MRI画像を診ながら)
https://www.youtube.com/embed/fM9epqj61nw?rel=0

  
まずは、整形外科、脳神経内科などで診断を受けてください。手根管症候群といわれた場合は、手術を勧められますが、マッサージで、容易に治ることも、多々ありです。


●産婦人科系疾患

不妊治療など

中医学 胞宮(子宮)衝任病の治法
https://www.youtube.com/embed/V_aCsXRv-2M

●冷えの施術について

非接触型体温計(体表の温度を計測します)
あまりに、冷えがひどい方は、足の温度を計測することもありますが、
くるぶしから、下の冷えのタイプは、施術がやりやすく、ひざから下のタイプは難易度が高いので、考えながら進みます。

 いま、空前の漢方ブームで、冷えを中心とする疾患のかたが、非常に多いです。テレビでは漢方薬で簡単に冷えは解消します。のようなことを言ってますが、実は、中医学的にも漢方的にも最も難しい疾患の一つです。
漢方専門の医師から、漢方薬が処方され、鍼との組み合わせで、いらっしゃっているかたは、6割くらいです。
例えば、ツムラ38、通称、さんぱち、当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ) これは、世界で一番長い漢方薬の名前ですが、冷えに使う方も沢山いらっしゃいます。日本の医師国家試験では漢方は必須ではないですから、この名前がすらすらと言えないと、漢方医学初心者だとばれちゃうので、みんな必死で覚える漢方薬の一つと言われてます。笑 私はどうしても舌がからんじゃうので、さんぱちと言ってます。
ちなみに前述の中国古典の傷寒論には、「手足厥寒、脈細にして絶せんと欲する者は、当帰四逆湯これを主る。もしその人内に久寒ある者は、当帰四逆加呉茱萸生姜湯に宜し」とあります。

私の場合、上実下虚(上が暑くてしたが寒い)ときと、お血(血の巡りがよくないこと)型の場合、得意としますが、更年期の方の場合、9割のかたが、婦人科でツムラ23当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん),24加味逍遥散(かみしょうようさん)がでています。婦人科トップツーと言われてます。
成分がからんでくるので、二つ以上飲んでいる方は、非常に難しいです。目に見える他のほかの疾患を治しながら本治(全体の体質の施術)を継続しながら、調節します。

産婦人科系疾患

更年期障害 腰のツボを使ってお血(おけつ)を治す
https://www.youtube.com/embed/Rr-S-hYbAws

女性特有の疾患を治す(鍼灸師向け、日本語版)(ハイタウン塩浜にて)
https://www.youtube.com/embed/V_aCsXRv-2M

11.Warm-Needle Moxibusion.(sp6) 三陰交への灸頭鍼
https://www.youtube.com/embed/safkUHVK7jg?rel=0

妊娠29週目の場合、足の小指(至陰)と、逆の足の(三陰交)灸頭鍼等を、おこないます。いわゆるTプロトコルの施術計画で、逆子にアプローチします。(撮影許可の上掲載しております)

How to acupuncture.Breech baby. 実技 逆子(骨盤位)の施術方法りょうこ先生実演

おもに不妊施術です。(最近、子宝鍼灸ともいいますが、当院の領収書は医療費として扱われますので、行政に分かるように、不妊施術と言っています。りょうこ先生が担当します)  

妊娠に伴う疾病、逆子、更年期障害・不妊治療(逆子治療(骨盤位)はできたら担当の医師の許可をとってください。妊娠32週を超えてしまうと回転率が非常に悪くなります。足へのお灸と灸頭鍼をします。その場で回転することも多々ありますが、数日経ってから回ることもあります。平行して自宅でお灸をしてもらうこともありますが、お灸は駅前の薬局などで個人で購入していただきます。(せんねん灸レギュラー、1000円程度)

逆子の針灸施術とは、林田和郎医師(1984年東邦医大)は、584人の骨盤位(
逆子のこと)に対する三陰交の灸頭針施術により、525人(89.9%)の妊婦が正常位になったことを発表(日本東洋医学会雑誌、1(3):7,1950) 以来、産婦人科医で注目するようになった手法。

至陰の灸は子宮筋の緊張を緩め、子宮循環が改善することにより、胎児は動くやすくなり(灸施術中に胎動が有意に増加することが確認されている)矯正に至るのではないかと推察される。(高橋佳代ほか:骨盤位矯正における温灸刺激の効果について、東京女子医大雑誌、65,801-807,1995)

逆子施術の例。2012年での一例。
※逆子のお灸は間接灸もやりますが、肝心なところは直接肌に火をあてますので、火傷になることがあります。むしろ、ある程度火傷したほうが成功率が高いです。

至陰の灸。これが、逆子の灸のメインになります。きゅう師の免許がなくても多壮の米粒のお灸ができるかたならば、ご自身で自宅でも可能ですが、微妙な加減と呼吸が必要なので個人では難しいと思います。(撮影許可の上掲載しております)

(火鍼をつかった)りょうこ先生実技 心腎不交
https://www.youtube.com/embed/ehdbXt1qKKg

■緊張性筋炎症候群 (Tension Myositis Syndorme) 精神的緊張が長く続くことにより、筋肉や関節痛がおこる現象をいいます。昔から中国では「経筋病」といい、鍼灸の世界では珍しくなく、治癒しやすい部類になります。繊維筋痛症もこの部類にはいると思われます。当院では非常に多い疾患です。

■×筋萎縮性側索硬化症(ALS)
最近問い合わせが多いです。中医弁証に基づき、進行を遅らせるための針灸施術がありますが、勉強不足で且つ臨床数が不足のため現在の私の実力ではできません。経験豊富な都内針灸院を紹介いたします。

●関節炎
ヘバーデン結節と言われる、いわゆる第一関節、DIP関節、そして、いわゆるPIP関節、第二関節に多い弾発指(ばね指)ですが、痛いときは、施術中でもいつでも、言ってください。変形や程度によりますが、鍼の世界では意外と簡単に治ることが多いので、書いておきます。
指だけの疾患だけで、予約してまで、いらっしゃるのはもったいないので、ついでといっては、なんですが、他の治療と並行してやります。

罹患期間によりますが、普通は、1,2回で痛みは治まり、完治に近い形になります。ほとんどの方が、その場で痛みがとれます。
なぜ、それができるのか、解剖図を使って病理的には説明できますが、ここでは割愛します。写真のように、指に深さ2センチで串刺しにします。おそろしくみえますが、整形外科で手術をする必要はなく、麻酔もいらないので、第一選択には、いいでしょう。
0.10ミリ~0.12ミリ程度の特別な細さの鍼を使います。注射針のように太くないので、痛みはありません。
本人は痛みをほとんど感じず、また、一滴も血は出ることはありません。指の関節が痛いときはあきらめずに、とりあえず試してみてください。
それで、駄目なら痛いですが、ステロイド注射や手術などを考えてもいいのではないでしょうか?

末梢性顔面神経麻痺に対する灸頭鍼施術(施術者によるサンプル画像です)

以下は、サンプルではなく、大学病院からのご紹介での男性患者さん、
半年間の完全麻痺のから、三か月後、完全に治癒されました。
通電は、ご本人、医師、のご了承を得ていたしましたが、予後リハビリもしてくださり
運よく全く共同運動を起こさずに、社会復帰されました。

大学病院でのステロイドパルスが全く効果が無く、医師か

数か月たってもまったく回復しない顔面麻痺ですが。完治しました。

医師から紹介状をいただき、
はり治療のみで完全に治癒した方の、初期、緊急治療の画像。
(本人の許可をえておりますが、プライバシーのために、綿花で隠してます)
詳細は動